薬学生A子さんのお悩み解決Q&A

  • 就職活動はいつから始めればいいですか?
  • 昨年から日本経済団体連合会(経団連)の指針により、企業側の採用活動が6月解禁となりました。
    昨年は8月解禁となっていた為、実質2ヶ月の前倒しとなっています。ただし実質は昨年同様3月から就活は始まっていますし、期間が短くなったからと言って焦る必要はありません。
  • 6年生卒は一般企業の就職には不利になるのでしょうか?
  • 不利になる事はありません。採用を考える企業や病院としては、6年制卒ということで当然4年生卒より高いレベルを求められることになります。 また、薬剤師資格を必要としない職種を志望する場合は、なぜ「薬剤師」の資格を活かす職種を選ばなかったのかは必ず聞かれることになります。ここできちんと説明しておけることは大事になってくるでしょう。一般企業であっても、薬剤師の国家資格を必要とする企業への就職であるならば、当然有利になります
  • これから薬剤師が余剰になるって本当?
  • 登録販売者制度が開始された事や、薬科大学・薬学部が増設されたことにより、「薬剤師が余剰になる」時代が来るかもしれません。 しかし現状は新設大学の定員割れやそれによる偏差値の低下、また少子化に伴う学生数の 減少も大学の大きな悩みなっています。
    しかしいずれにしても一番忘れてはいけない事は、薬剤師として何ができるか?という事です。ここ最近では薬剤師としての職務も広がっており、求められるスキルも広がっています。いかに社会に貢献していけるか?その気持ちを常に持ち続けられれば、例え「薬剤師余剰時代」が到来しても心配する事は全くありません。
  • 面接が6月からでないと出来ないって本当?
  • 日本経済団体連合会(経団連)の指針により、採用者側の選考活動は6月1日以降とされました。その為、正式な採用面接は6月1日以降でしか行えません。
    だからと言って、就職活動を6月から…となるとそれは間違いです。 3月から採用面接会として、企業説明会を開始する企業が多くなり、その為学生と企業側が接する機会が多く発生します。 興味のある会社の説明会には極力参加するように心掛けましょう。
  • 病院と調剤薬局を併願したいのですが...
  • 問題ありません。ただし、病院と併願する事はしっかりと伝えておきましょう。 ただし内定を承諾してからお断りするのは避けるべきですので、正式な内定が出る6月以降にも就活を継続する場合は、キャリアセンターに相談するなどして対処しましょう。ちなみに、内定は法的な拘束力を持つものではありませんので、辞退したからといって訴えられるようなことはありません。
  • 6年生卒は一般企業の就職には不利になるのでしょうか?
  • 採用を考える企業や病院としては、6年制卒ということで当然4年生卒より高いレベルを求められることになります。 また、薬剤師資格を必要としない職種を志望する場合は、なぜ「薬剤師」の資格を活かす職種を選ばなかったのかは必ず聞かれることになります。ここできちんと説明しておけることは大事になってくるでしょう。 一般企業であっても、薬剤師の国家資格を必要とする企業への就職であるならば、当然有利になります。
  • CROとSMOの違いってなんですか?
  • CRO(Contract Research Organization:医薬品開発受託機関)は医薬品などの開発プロセスにおいて、主に臨床試験(治験)を製薬企業から受託し、日本中の医療機関での治験のモニタリング(訪問、交渉)などを行い、医薬品開発を支援するというビジネスです。つまり、製薬メーカーが行う事を、代わりに実施する会社です。 SMOは治験に関わる医師、看護師、事務局の業務を支援することにより、負担を軽減し、治験の品質向上を図ります。つまり医療機関と契約し、サポートする会社です。
  • 薬剤師免許を持っていると働ける職種はどんなものがありますか?
  • 公務員だと「麻薬取締官」、「食品衛生監視員」「保健所職員」「国公立病院の薬剤師」などが挙げられます。 他には、科学警察研究所、科学捜査研究所などはやりがいのある仕事で薬学部出身者が多くみられます。(ただし、前者は国家1種を合格する必要があります。)科学捜査研究所は都道府県警察本部に属す機関で地方公務員扱いになります。

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