塾長メッセージ
柳生美江塾長 メッセージNo.35
【アマゾンのビジネスモデル】 2022年9月24日
アマゾンの本売りスタートから、日本の本屋さんが半分潰れたとすると 薬局の半分はなくならないです。本みたいに明日でもいいわ、ではなくすぐ欲しい人も多いから。
半分とはを具体的に表すと日本の調剤薬局の平均マイナスは月1100枚ですから、月1100枚なら半分で生き残れます。弊社でいうと上からの3分の1(汗)の店舗で下から3分の2はアマゾンに潰されます。
又、アメリカでは医療保険が公的はなく、各社高いし 入っていない人も沢山いるので日本と違いますが、日本は高齢者65歳以上が日本の人口29.1%ですから、この方たちは生きるのが仕事の人が少なくはありません。
ドクターによく診てもらって近くの薬局から直ぐに薬をもらうでしょう。
今のアマゾンはオンライン医療からの電子処方箋からのスタートなので、ゼロサムゲームではありません。
私も個人ではアマゾンは今も使っていませんが、ビジネスでの機会損失は駄目なので 700名の雇用の為、アマゾンに薬局の登録することはOKです。ラインの服薬指導もOKです。
なので、要は今の目の前の患者さんを家族のように大切にして、便利で89314のサラリーを下げるアマゾンに勝てなくても負けないようにして下さい。
なぜ89314のサラリーが下がるのか。
店が半分になり、年1万人もの世界一89314が増え続ける日本で、89314のサラリーがAIやIT従事者のように上がるわけがないもの。アマゾンのビジネスモデルは電子処方箋1枚100円とかでしょう。それでもまずはアメリカのエアビやウーバーのようにホテルやタクシーを経営せず、毎回ちゃりんちゃりんのビジネスモデルに決まってます。
今の日本サイドのアマゾン薬局のライバル数社のビジネスモデルは初期費用も処方箋ゼロでも1ヶ月数万円払うパターンです。彼らだけが儲かるビジネスモデル。
アマゾンVSで戦えるのは、楽天とヤフーですか。ワンストップでユーザーまで届けられるところ。
日本の医療費は44兆円。7から8兆円が薬代。2兆円の技術料部分から、家賃、人件費、経費を引いたわずかな利益に、6万店舗の薬局があり、生保を含めると85%位は税金や公的資金からいただいてるので、利益出してるなんて医師会が上場して発表してないのに、薬剤師業界は違います。
この大変なへこみ続ける部分に、これでもか。と、アマゾンのピラニアが食いついて来ます。弱い弱い一店舗経営者の集まりの薬剤師会では、太刀打ち出来ません。
私の5人の孫には89314ではなく理学部工学部に入りAIやSEやIT関係者や大工さんとかになりや。と勧める今日この頃です。
直ぐにくる未来です。
と社内の社長メッセージに出しました。
薬学生の皆様は、留年せず、卒延せず、5年生位からは真面目に勉強して、国試合格して、企業で研究や、病院で社会貢献して下さい。公務員もいいです。高校の化学の先生も。
なにか質問あれば、hisyo2@89314.co.jpまでどうぞ。