就職活動での基本マナー

【電話・メール編】

就職活動をする上において、企業側へ問い合わせや資料請求など、メールを送ったり電話をかけたりすることは度々あります。メールや電話といったビジネスの基本マナーは企業の採用担当者も見ています。 そこで、最低限押さえておくべきメールと電話のマナーをご紹介します。

電話をかける際の注意点

電話をかける 相手の都合を考えてかけましょう。
会社の始業・終業時間間際や昼食時間は避けて電話をかけるようにしましょう。

※ 一般的な就業時間は 始業時間/AM8:30~10:00 終業時間/PM5:00~6:00 昼食時間/AM11:00~PM1:00 を目安に。
電話がつながったら 誰にかけるのかを明確にし、自分の名前、大学名、学部を伝える。
出てもらう人の部署や名前を正確に伝えましょう。

※ パンフレットやHPに掲載されている電話番号は、ほとんどの企業が代表の電話番号です。その番号にかけると、まず受付か総務につながりますので、まず、自分の氏名、大学、学部名を名乗り、就職活動中である旨を伝え、目的の部署を明確に伝えてつないでもらいます。
【例】「私、○○大学の△△△と申します。会社訪問の件でお電話を差し上げたのですが、人事部の方はいらっしゃいますか?」
「私、○○大学の△△△と申します。新卒採用の件でお電話を差し上げたのですが、ご担当者様をお願いできませんでしょうか?」
担当者が電話に出たら 相手の都合を察知する。
※ 用件を話す前に相手が忙しいかどうか察知することが重要です。「今お電話でお話しして差し支えございませんか。お忙しいようでしたら、ご都合のよい時間にかけ直させていただきますが」と断るのもいいでしょう。
用件は簡潔にしましょう あらかじめ、話す内容や順序をメモしておけば、あわてないで話すことができます。
敬語の使い方に注意しましょう 慣れない敬語をやたらに使うことで失敗しがちです。
尊敬語と謙譲語を混同しない、あせらずにゆっくり話すなどを心がけましょう。
確認したい時は 相手の言ったことを確認したいときは「復唱させていただきます」「繰り返します」と言ってから、自分のメモを読み上げて、間違いのないことを確かめましょう。特に、説明会や面接の日時は、確認したほうがいいでしょう。
電話を切る時 「本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。それでは失礼いたします」と言って、相手が電話を切ってから通話を切るようにしましょう。

メールを送る際の注意点

受取人(宛先) BCCで自分宛にも送ることで、いつ、誰宛にどのような内容を送ったのか確認ができるのでおすすめです。また、気をつけたいことは、企業から案内メールが送られてきた際、そのまま返信しても届かないケースもあります。そういった場合は、必ず送られてきたメールの文末などに宛先のメールアドレスが記載されているものなので、必ず確認して送るようにしましょう。
表題(件名) タイトルを見ただけで内容がわかるような具体的に記入しましょう。
【例】「資料送付のお願いです」などです。
前文 書き出しで自分の氏名、大学、学部名を名乗り、留学している旨を簡潔にまとめて伝えましょう。
【例】突然のメールにで失礼します。私、○○大学△△学部××学科3年の、山田一郎と申します。
本文 何のためにメールを送ったのか、目的を簡潔に伝えます。
【例】現在、就職活動をひかえ、企業研究を進めておりますが、貴社ホームページを拝見し、新ブランド展開に大変興味を持ちました。是非とも、貴社の会社資料及び入社案内のご送付をお願いしたく、メールいたしました。
署名 自分の名前、大学・学部・学科名、メールアドレス、住所、電話番号を記入します。 海外の場合は、電話番号に国番号をつけたほうがベストです。
その他、メールのマナー ・半角カタカナ文字や機種依存文字(①、Ⅰなど)は使わない・1行は約40文字以内にし、改行する・行頭に1字空きは作らない・いきなり添付ファイルは送らない。相手に許可を得てから

【面接編】

装は男女共に、スーツが基本になります。黒かネイビーのスーツに白のシャツでなければいけないということもありませんが、派手な色は避けましょう。髪型は客観的に見て清潔感を感じられるスタイルが好ましく、髪型は派手な色や奇抜なスタイルでなければ特に問題はありません。

女性の場合、メイクはナチュラルメイクが良いでしょう。表情を明るくみせるためには、ピンク系・レッド系の口紅やチークを使用するのが効果的です。カラーコンタクト、派手なネイルアートは外して臨んだ方がいいでしょう。

出かける前に確認!服はきちんとアイロンがかかっているか?寝癖などはないか?髪型は面接に適しているか?ハンカチ・ティッシュは持ったか?靴やカバンはしっかり磨いてあるか? 過度なメイクしていないか? アクセサリーは面接に適した色/形か?ストッキングの替えは持ったかか? 香水をつけすぎていないか?
第一印象は何事においても大切です。

【内定後編】

就職活動は面接が終了して終わりではありません。ここでは内々定通知を受け取った後のことについて解説していきます。せっかく準備段階から面接まで長いステップを踏んで内定まで至ったのに、内々定後の対応を間違ってしまっては台無です。取り消されることはないと思いますが、入社後の印象は変わってきますので、しっかりとした対応を心掛けましょう。

*内定辞退する場合
内定通知や内々定の通知をうけとって、内定の辞退や内々定の辞退をする人は多くいます。
しかし、相手の企業や役所や官系先にご迷惑を掛けます。
なぜなら、辞退者が出れば次点の学生に内定が出る可能性が高く、あなたが辞退を引き伸ばすことで最悪の場合は次点者は内定のチャンスがなくなるかもしれません。

企業側にとっては、求人告知、説明会、筆記、面接を一からやりなおすことになります。広告費・郵送費・会場費・テスト代・印刷費・人件費などなど、数百万円レベルの出費となる場合もあります。以上の理由からも内定辞退は速やかに行うようにしましょう。

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